浜松 磐田 袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに家造り|宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の住まい|宮大工天峰建設 注文住宅ブランドKAHOUの澤元です。
先日、2日間の研修で新潟県新潟市へ行ってきました。
今回参加したのは、新建ハウジング主催の「大規模リノベ実践アカデミー」という研修です。
浜松から新幹線で東京へ向かい、そこから上越新幹線に乗り換えて新潟へ。

実は、上越新幹線に乗るのは今回が初めてでした。
仕事の研修ではあるのですが、初めて乗る新幹線、初めて向かう場所ということで、ちょっと旅行に行くようなワクワクした気持ちもありました(^^)

今回の研修では、大規模なリノベーションをどのように考え、どう進めていくのか。
そして、これからの住宅業界の中でリノベーションがどんな役割を持つのか。
そんなことを2日間かけて勉強してきました。
新築住宅が高くなっている今、リノベーションという選択肢
今、新築住宅の建築費はかなり上がっています。
材料費も人件費も上がり、
「家を建てたいけれど、新築だと予算が合わない」
という方も増えていると思います。
そこで一つの選択肢になるのが、
中古住宅を購入して、大規模にリノベーションするという方法です。
中古住宅というと、
「古い家をきれいにする」
というイメージを持たれる方もいるかもしれません。
でも、今回学んできた大規模リノベーションは、もう少し踏み込んだものです。
耐震性能を見直す。
断熱性能を高める。
そして、今の暮らしに合わせて間取りも変更する。
きちんと計画すれば、新築に近い性能や住み心地を目指すこともできます。
もちろんKAHOUでも、中古住宅をKAHOUらしい仕様にリノベーションしていくことは可能です。
杉の無垢床や木を感じる空間、断熱・耐震性能、暮らしに合わせた間取り。
新築でなくても、KAHOUの考える住まいをつくる方法はあるんだなと、今回改めて感じました。

全部直す必要はない
リノベーションというと、
「せっかくなら全部新しくしないといけないのでは?」
と思うかもしれません。
でも、当然ですが予算があります。
なので大切なのは、
「どこまで直すのかを決めること」
です。
例えば、屋根材がまだ十分使えるのであれば、そのまま利用する。
2階建ての家を購入しても、これからの暮らしでは1階しか使わないのであれば、1階を中心にリノベーションする。
何でも壊して、何でも新品にすれば良いわけではありません。
残せるところは残し、必要なところにお金をかける。
ここはリノベーションでは特に大切な考え方だと思います。
リノベーションを選ぶ人には、大きく二つの理由がある
研修の中で改めて整理できたのですが、リノベーションを考える方には、大きく分けて二つの理由があります。
一つは、新築との予算のバランスから中古住宅を購入してリノベーションする方。
もう一つは、今ある家を大切にしたい方。
例えば、親から受け継いだ家。
長年住み続けて愛着のある家。
思い出がたくさん詰まっている家を、壊して新しくするのではなく、これからも住み継いでいく。
こちらもリノベーションならではの良さだと思います。
建物には、お金だけでは測れない価値があります。
そうしたものを残しながら、今の暮らしに合わせて家をつくり直す。
私は、そういう家づくりもすごく良いなと思います。

中古住宅は「買ってから相談」ではなく、「買う前に相談」
今回の研修で、特に皆さんにお伝えしたいと思ったことがあります。
それは、
中古住宅を購入するなら、購入する前に工務店へ相談してほしい
ということです。
中古住宅を見ても、一般の方が、
「この家はリノベーションに向いているのか」
「耐震補強にどのくらい費用がかかるのか」
「断熱性能をどこまで上げられるのか」
というところまで判断するのは、なかなか難しいと思います。
一つの目安になるのが、1981年(昭和56年)6月以降の新耐震基準です。
この時期を境に耐震基準が大きく変わっています。
もちろん、昭和56年以降だから絶対安心ということではありませんし、それ以前だからリノベーションできないということでもありません。
ただ、中古住宅を見るうえでは一つの大切な目安になります。
だからこそ、物件を購入する前に、信頼できる工務店や建築の専門家と一緒に建物を見てもらう。
これはかなり大切だと思います。
古い家は、基礎の補強が必要になることも
築年数の古い住宅では、現在の住宅とは基礎のつくり方が違うこともあります。
例えば、鉄筋の入っていない無筋コンクリートの基礎などです。
その場合は、耐震性を考えて基礎の補強が必要になることがあります。
もちろん補強することはできます。
ただ、基礎まで大きく手を入れることになると、それなりに費用もかかります。
中古住宅が安く買えたとしても、
「耐震補強に思った以上のお金がかかった」
となれば、結果的に予算を大きく超えてしまうことも考えられます。
だからやっぱり、建物の状態を確認してから購入することが大切なんですよね。
ハウスメーカーの住宅は、注意が必要な場合も
もう一つ、中古住宅を選ぶときに確認しておきたいのが、建物を建てた会社や構造です。
特にハウスメーカーの住宅では、その会社独自の構造や工法を採用していることがあります。
そのため、一般の工務店では構造を変更するような大規模リノベーションが難しい場合があります。
これは、
「ハウスメーカーの家はリノベーションできない」
という意味ではありません。
ただ、建物によっては制約が出る可能性があるということです。
このあたりも、中古住宅を買ってから分かるより、購入前に確認しておく方が安心です。
確認申請まで考えたリノベーション
今回の研修で大きなテーマになっていたのが、確認申請でした。
大規模なリノベーションの場合、工事内容によっては確認申請が必要になります。
既存住宅の場合、現在の建物がどのような状態なのかを調査し、必要な法規への対応を考えながら計画しなければいけません。
これは簡単なことではなく、リノベーションを行ううえで一つのハードルになります。
ただ、きちんと法的な確認をしながら工事を行うことで、これから長く安心して住める住宅にしていく。
そこまで考えてリノベーションすることが大切なのだと学びました。
新築かリノベーションか。最初に方向を決めた方がいい
「新築もいいし、中古を買ってリノベーションするのもいいな」
と迷われる方もいると思います。
ただ、実際に家づくりを進める段階では、私はどちらかに方向性を決めてから動き出す方が良いと思います。
新築と中古住宅+リノベーションでは、土地や物件の探し方も違います。
資金計画も違います。
建物を見るポイントも違います。
両方をずっと同時に追いかけていると、判断基準が分からなくなってしまうことがあります。
まず自分たちは、
「新築を建てたいのか」
「今ある建物を生かしたいのか」
「中古住宅を買って、自分たちらしく直したいのか」
そこを一度整理してから進めることをおすすめします。
夜の懇親会も、また勉強でした
研修が終わった夜は、一緒に参加した工務店の皆さんとの懇親会でした。
こういう時間も、私は結構好きです。
研修中とはまた違って、それぞれの地域でどんな住宅をつくっているのか、リノベーションについてどう考えているのか。
自然と建築の話になります。
今回もリノベーションについて、いろいろと意見交換をすることができました。
同じ建築の仕事をしていても、それぞれ考え方や経験が違います。
そういう話を聞くことも、とても勉強になります。
KAHOUでも「今ある家を生かす」という選択肢を
今回の2日間を通して感じたのは、
これからは新築だけではなく、今ある住宅をどう生かしていくかも大切になってくる
ということです。
もちろん、すべての中古住宅がリノベーションに向いているわけではありません。
建物の状態によっては、新築の方が良い場合もあります。
だからこそ、最初の建物選びが大切です。
耐震性能を確認する。
断熱を考える。
残す部分と直す部分を見極める。
そして、そこで暮らす人に合わせて間取りをつくり直す。
そうやって丁寧に考えていけば、中古住宅でもこれから先、長く快適に暮らせる住まいをつくることができます。
KAHOUでも、新築だけにこだわらず、
「この家を残したい」
「中古住宅を購入して、自分たちらしく暮らしたい」
という方に対して、KAHOUらしい住まいを提案できるようにしていきたいと思っています。
今回、新潟まで足を運んで学んだことを、これからの家づくりにも少しずつ生かしていきたいと思います。
【参考:KAHOUの家】外観デザインの特徴>>>https://tenpou.net/all/blog0016/
【参考:KAHOUの家】KAHOUとは>>>https://tenpou.net/about/
【参考:KAHOUの家】設計のこだわり>>>https://tenpou.net/quality/architect/
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