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新築だけが家づくりではない。新潟で「大規模リノベーション」を学んできました

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2026.10.11

浜松 磐田 袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに家造り|宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の住まい|宮大工天峰建設 注文住宅ブランドKAHOUの澤元です。

先日、2日間の研修で新潟県新潟市へ行ってきました。

今回参加したのは、新建ハウジング主催の「大規模リノベ実践アカデミー」という研修です。

浜松から新幹線で東京へ向かい、そこから上越新幹線に乗り換えて新潟へ。

実は、上越新幹線に乗るのは今回が初めてでした。

仕事の研修ではあるのですが、初めて乗る新幹線、初めて向かう場所ということで、ちょっと旅行に行くようなワクワクした気持ちもありました(^^)

今回の研修では、大規模なリノベーションをどのように考え、どう進めていくのか。

そして、これからの住宅業界の中でリノベーションがどんな役割を持つのか。

そんなことを2日間かけて勉強してきました。

新築住宅が高くなっている今、リノベーションという選択肢

今、新築住宅の建築費はかなり上がっています。

材料費も人件費も上がり、

「家を建てたいけれど、新築だと予算が合わない」

という方も増えていると思います。

そこで一つの選択肢になるのが、

中古住宅を購入して、大規模にリノベーションするという方法です。

中古住宅というと、

「古い家をきれいにする」

というイメージを持たれる方もいるかもしれません。

でも、今回学んできた大規模リノベーションは、もう少し踏み込んだものです。

耐震性能を見直す。

断熱性能を高める。

そして、今の暮らしに合わせて間取りも変更する。

きちんと計画すれば、新築に近い性能や住み心地を目指すこともできます。

もちろんKAHOUでも、中古住宅をKAHOUらしい仕様にリノベーションしていくことは可能です。

杉の無垢床や木を感じる空間、断熱・耐震性能、暮らしに合わせた間取り。

新築でなくても、KAHOUの考える住まいをつくる方法はあるんだなと、今回改めて感じました。

全部直す必要はない

リノベーションというと、

「せっかくなら全部新しくしないといけないのでは?」

と思うかもしれません。

でも、当然ですが予算があります。

なので大切なのは、

「どこまで直すのかを決めること」

です。

例えば、屋根材がまだ十分使えるのであれば、そのまま利用する。

2階建ての家を購入しても、これからの暮らしでは1階しか使わないのであれば、1階を中心にリノベーションする。

何でも壊して、何でも新品にすれば良いわけではありません。

残せるところは残し、必要なところにお金をかける。

ここはリノベーションでは特に大切な考え方だと思います。

リノベーションを選ぶ人には、大きく二つの理由がある

研修の中で改めて整理できたのですが、リノベーションを考える方には、大きく分けて二つの理由があります。

一つは、新築との予算のバランスから中古住宅を購入してリノベーションする方。

もう一つは、今ある家を大切にしたい方。

例えば、親から受け継いだ家。

長年住み続けて愛着のある家。

思い出がたくさん詰まっている家を、壊して新しくするのではなく、これからも住み継いでいく。

こちらもリノベーションならではの良さだと思います。

建物には、お金だけでは測れない価値があります。

そうしたものを残しながら、今の暮らしに合わせて家をつくり直す。

私は、そういう家づくりもすごく良いなと思います。

大沼講師のリノベモデルハウス 古民家の古材を活用

中古住宅は「買ってから相談」ではなく、「買う前に相談」

今回の研修で、特に皆さんにお伝えしたいと思ったことがあります。

それは、

中古住宅を購入するなら、購入する前に工務店へ相談してほしい

ということです。

中古住宅を見ても、一般の方が、

「この家はリノベーションに向いているのか」

「耐震補強にどのくらい費用がかかるのか」

「断熱性能をどこまで上げられるのか」

というところまで判断するのは、なかなか難しいと思います。

一つの目安になるのが、1981年(昭和56年)6月以降の新耐震基準です。

この時期を境に耐震基準が大きく変わっています。

もちろん、昭和56年以降だから絶対安心ということではありませんし、それ以前だからリノベーションできないということでもありません。

ただ、中古住宅を見るうえでは一つの大切な目安になります。

だからこそ、物件を購入する前に、信頼できる工務店や建築の専門家と一緒に建物を見てもらう。

これはかなり大切だと思います。

古い家は、基礎の補強が必要になることも

築年数の古い住宅では、現在の住宅とは基礎のつくり方が違うこともあります。

例えば、鉄筋の入っていない無筋コンクリートの基礎などです。

その場合は、耐震性を考えて基礎の補強が必要になることがあります。

もちろん補強することはできます。

ただ、基礎まで大きく手を入れることになると、それなりに費用もかかります。

中古住宅が安く買えたとしても、

「耐震補強に思った以上のお金がかかった」

となれば、結果的に予算を大きく超えてしまうことも考えられます。

だからやっぱり、建物の状態を確認してから購入することが大切なんですよね。

ハウスメーカーの住宅は、注意が必要な場合も

もう一つ、中古住宅を選ぶときに確認しておきたいのが、建物を建てた会社や構造です。

特にハウスメーカーの住宅では、その会社独自の構造や工法を採用していることがあります。

そのため、一般の工務店では構造を変更するような大規模リノベーションが難しい場合があります。

これは、

「ハウスメーカーの家はリノベーションできない」

という意味ではありません。

ただ、建物によっては制約が出る可能性があるということです。

このあたりも、中古住宅を買ってから分かるより、購入前に確認しておく方が安心です。

確認申請まで考えたリノベーション

今回の研修で大きなテーマになっていたのが、確認申請でした。

大規模なリノベーションの場合、工事内容によっては確認申請が必要になります。

既存住宅の場合、現在の建物がどのような状態なのかを調査し、必要な法規への対応を考えながら計画しなければいけません。

これは簡単なことではなく、リノベーションを行ううえで一つのハードルになります。

ただ、きちんと法的な確認をしながら工事を行うことで、これから長く安心して住める住宅にしていく。

そこまで考えてリノベーションすることが大切なのだと学びました。

新築かリノベーションか。最初に方向を決めた方がいい

「新築もいいし、中古を買ってリノベーションするのもいいな」

と迷われる方もいると思います。

ただ、実際に家づくりを進める段階では、私はどちらかに方向性を決めてから動き出す方が良いと思います。

新築と中古住宅+リノベーションでは、土地や物件の探し方も違います。

資金計画も違います。

建物を見るポイントも違います。

両方をずっと同時に追いかけていると、判断基準が分からなくなってしまうことがあります。

まず自分たちは、

「新築を建てたいのか」

「今ある建物を生かしたいのか」

「中古住宅を買って、自分たちらしく直したいのか」

そこを一度整理してから進めることをおすすめします。

夜の懇親会も、また勉強でした

研修が終わった夜は、一緒に参加した工務店の皆さんとの懇親会でした。

こういう時間も、私は結構好きです。

研修中とはまた違って、それぞれの地域でどんな住宅をつくっているのか、リノベーションについてどう考えているのか。

自然と建築の話になります。

今回もリノベーションについて、いろいろと意見交換をすることができました。

同じ建築の仕事をしていても、それぞれ考え方や経験が違います。

そういう話を聞くことも、とても勉強になります。

KAHOUでも「今ある家を生かす」という選択肢を

今回の2日間を通して感じたのは、

これからは新築だけではなく、今ある住宅をどう生かしていくかも大切になってくる

ということです。

もちろん、すべての中古住宅がリノベーションに向いているわけではありません。

建物の状態によっては、新築の方が良い場合もあります。

だからこそ、最初の建物選びが大切です。

耐震性能を確認する。

断熱を考える。

残す部分と直す部分を見極める。

そして、そこで暮らす人に合わせて間取りをつくり直す。

そうやって丁寧に考えていけば、中古住宅でもこれから先、長く快適に暮らせる住まいをつくることができます。

KAHOUでも、新築だけにこだわらず、

「この家を残したい」
「中古住宅を購入して、自分たちらしく暮らしたい」

という方に対して、KAHOUらしい住まいを提案できるようにしていきたいと思っています。

今回、新潟まで足を運んで学んだことを、これからの家づくりにも少しずつ生かしていきたいと思います。

【参考:KAHOUの家】外観デザインの特徴>>>https://tenpou.net/all/blog0016/

【参考:KAHOUの家】KAHOUとは>>>https://tenpou.net/about/

【参考:KAHOUの家】設計のこだわり>>>https://tenpou.net/quality/architect/

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