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木は、時間とともに色が変わる。それも自然素材の家の魅力です

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2026.10.10

浜松 磐田 袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに家造り|宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の住まい|宮大工天峰建設 注文住宅ブランドKAHOUの澤元です。

木を使った家を建てたとき、まず目に入るのが白木の美しさです。

新しい杉や桧は明るく、木目もきれいで、木の香りもする。

今では無垢の木がたくさん見える建物自体が少なくなっているので、完成したばかりの家に入ると、少し特別な感じがするかもしれません。

KAHOUの家でも、杉の床板や天井、桧の窓枠など、できるだけ本物の木を使っています。

ただ、木の家を検討されている方に、最初に知っておいていただきたいことがあります。

それは、

「木は、ずっと完成したときの色のままではない」

ということです。

室内で使っていても、外で使っていても、木は時間とともに色が変わります。

今回は、そんな木の「経年変化」について書いてみたいと思います。

白木の美しさは、そのときにしか味わえない

家が完成したばかりの頃の木は、とてもきれいです。

特に桧などは白さがあり、杉も赤身と白太の色の違いがはっきりしています。

私も、この新しい木の色は好きです。

でも、この状態がずっと続くわけではありません。

太陽の光や紫外線などの影響を受けながら、少しずつ色が変わっていきます。

明るかった木が、だんだん飴色のような落ち着いた色になってくる。

杉の赤身と白太も、新築時ほど色の違いが目立たなくなり、少しずつ馴染んでいきます。

ですので、完成したばかりの白木の美しさは、そのときにしか見られないものでもあります。

せっかく木の家を建てるのであれば、この時期の木の美しさも、ぜひ楽しんでもらいたいと思っています。

そして、その後の変化もまた楽しんでもらいたい。

それが無垢の木と暮らすということなのかなと思います。

木は「劣化する」というより、表情が変わっていく

新建材などの工業製品の場合、できたときの状態をできるだけ長く維持することが一つの価値だと思います。

一方、自然素材は少し考え方が違います。

木は色が変わります。

傷もつきます。

場合によっては反ったり、割れたりすることもあります。

でも、私はそれをすべて「劣化」と考える必要はないと思っています。

人が暮らすことで床に少し艶が出てきたり、白かった木が落ち着いた色になったり。

新築時にはなかった表情が、10年、20年と時間が経つことで出てきます。

自然素材は、時間とともに変化し、それが少しずつ味わいになっていく。

ここは、木の家の面白いところだと思います。

室内と外では、木の変わり方も違う

同じ木でも、室内と屋外では経年変化の仕方が違います。

室内の木は、主に光や紫外線などの影響を受けながら、ゆっくりと色が変わっていきます。

一方、外部に使う木はもっと厳しい環境にあります。

KAHOUの家でも、軒裏や破風板などに木を表しで使うことがあります。

外にある木は、雨や湿気、紫外線、大気中の汚れなど、さまざまな影響を受けます。

条件によっては、表面に黒いカビなどが出ることもあります。

特に雨が続いたり、湿った状態が長く続いたりすると、黒っぽく見えることがあります。

その後、乾燥すればすぐに木そのものが駄目になるということではありませんが、濡れる、乾くを繰り返しながら、木の色は少しずつ変わっていきます。

また、紫外線や大気中の汚れなども重なって、最初の明るい木の色から、グレーや黒っぽい落ち着いた色へ変わっていくことがあります。

これも外部に本物の木を使うのであれば、ある程度は起こるものだと考えていただいた方がいいと思います。

新築時の白木姿の軒裏/年数と共に経年変化していきます

「黒くなった=すぐに腐る」ではありません

外部の木が黒っぽくなってくると、

「腐っているのでは?」

「木が駄目になってしまったのでは?」

と心配になる方もいると思います。

でも、木の表面が変色していることと、木そのものが腐っていることは同じではありません。

もちろん、木が長期間濡れたままで乾かないような環境をつくってしまえば、腐朽につながる可能性があります。

だからこそ、木を外部に使う場合は、雨仕舞いや水がきちんと切れる納まりなど、設計や施工も大切です。

そのうえで、雨に濡れたり、乾いたり、紫外線を浴びたりしながら色が変わっていく。

そういうものも含めて、外部に木を使うということだと思っています。

約200年ほどの建物/建具は交換した白木の状態

変化しないものを求めるなら、自然素材が正解とは限らない

ここは、木の家を検討している方には正直にお伝えしておきたいところです。

もし、

「完成したときの色をずっと維持したい」

「色むらが出るのは嫌だ」

「傷や割れもできるだけ避けたい」

ということであれば、無理に自然素材を選ぶ必要はないと思います。

人工的につくられた新建材には、色や品質が均一で、自然素材と比べると変化が少ないという良さがあります。

ですので、どちらが正しい、どちらが優れているという話ではありません。

ただ、新建材も永久に完成時の状態が続くわけではありません。

長く使えば色あせたり、傷んだり、いずれ交換が必要になったりします。

私が感じる違いは、時間が経ったときに、その変化をどう感じるかというところです。

古くなったと感じるのか。

それとも、味わいが出てきたと感じるのか。

自然素材には、後者の楽しみ方ができるところがあります。

木の家は、家と一緒に歳を重ねていく

私は、木の家は完成した瞬間がゴールではないと思っています。

完成したばかりの白木の美しさ。

数年経って、少し色が濃くなった木。

10年、20年と経って艶が出て、落ち着いた表情になった木。

外部で雨や太陽にさらされ、グレーや黒っぽく変化した木。

それぞれに違った良さがあります。

新しいときの美しさも楽しむ。そして、古くなっていく姿も楽しむ。

自然素材の家に住むというのは、そういうことなのかなと思っています。

ですからKAHOUでは、木を使うことの良いところだけをお伝えするのではなく、色が変わることや、傷がつくこと、割れることなども知っていただいたうえで選んでほしいと思っています。

それを、

「嫌だな」

と思うのであれば、新建材を選ぶのも一つの選択です。

反対に、

「それも本物の木だからこそ。変わっていく姿も楽しんでみたい」

と思えるのであれば、無垢の木を使った家はとても面白いと思います。

人も、家も、時間とともに変わっていきます。

家族が歳を重ねるのと一緒に、木も少しずつ色を変えていく。

そんな変化も含めて楽しんでもらえたら、木の家での暮らしは、より味わい深いものになるのではないでしょうか。

【参考:KAHOUの家】外観デザインの特徴>>>https://tenpou.net/all/blog0016/

【参考:KAHOUの家】KAHOUとは>>>https://tenpou.net/about/

【参考:KAHOUの家】設計のこだわり>>>https://tenpou.net/quality/architect/

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