浜松 磐田 袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに家造り|宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の住まい|宮大工天峰建設 注文住宅ブランドKAHOUの澤元です。
家づくりの打ち合わせをしていると、
「リビングをこっちにしたい」
「寝室はここがいい」
「この部屋とこの部屋を入れ替えたい」
といった話になることがあります。
もちろん、暮らしやすい動線や部屋の配置はとても大切です。
ただ、KAHOUの設計では、間取りだけを見て部屋の位置を決めることは、あまりしません。
私たちが設計の最初に大切にしているのは、
「その土地を読むこと」
です。
その土地に実際に立って、周りを見て、
「この土地で一番いい景色はどこだろう」
「どこから緑が見えるだろう」
「隣の家からの視線はどこから入ってくるだろう」
そんなことを考えるところから、KAHOUの設計は始まります。
まず、その土地で一番いい場所を探す
土地には、それぞれ特徴があります。
山の緑が見える土地もあれば、もともと植えられている木がきれいな土地もあります。
反対に、隣家や道路からの視線が気になる方向もあります。
同じ大きさ、同じ形の土地であっても、周辺の環境が違えば、私たちが考える間取りも変わります。
まず駐車場をどこに配置するのかを考え、そこから建物として使えるスペースを見ていく。
そして、その中で、
「家族が一番長く過ごす場所に、一番いい景色を持ってきたい」
と考えます。
リビングで過ごす時間が長いのであれば、リビングから。
料理をしている時間が長いのであれば、キッチンから。
窓の向こうに、その土地で一番気持ちのいい景色が見える。
そういう家にしたいと思っています。
カーテンを閉めなくても暮らせる窓
せっかく大きな窓をつくっても、道路や隣の家から丸見えになってしまって、結局一日中カーテンを閉めている。
それでは、少しもったいないなと思います。
私が設計していて「うまくいったな」と感じるのは、プライバシーを守りながら、外の緑を家の中に取り込めたときです。
もともとその土地にある植栽だったり、少し離れた場所にある山の緑だったり。
そういうものを窓の先に持ってくる。
そして、外からの視線はうまく避ける。
そうすると、カーテンを閉めなくても過ごせる場所ができます。
リビングのソファに座って、ふと外を見ると緑が見える。
キッチンに立っていても、窓の先に木が見える。
私は、そういう何気ない景色が、毎日の暮らしを豊かにしてくれると思っています。

景色が良くない場所に、大きな窓はいらない
KAHOUでは、むやみに窓を増やすことはしません。
大きな窓がたくさんある家が、必ずしも良い家だとは思っていないからです。
窓をつくった先に、
「何が見えるのか」
を考えます。
せっかく大きな窓をつくっても、そこから見えるのが隣の家の壁だったり、道路だったりするのであれば、その窓が本当に必要なのかを考えます。
もちろん、風を通すために窓が必要なことはあります。
その場合には、大きな窓ではなく、小さな窓にすることもあります。
窓は、ただ明るさを取るためだけにつけるものではない。
外と家の中をつなぐものでもあります。
だからこそ、「何のための窓なのか」を一つずつ考えています。
窓の高さも、暮らし方から考える
窓は、位置だけでなく高さも大切です。
例えば、リビングでソファに座って過ごすことが多いご家族。
その場合には、ソファに座ったときの目線で外の景色がきれいに見えるように窓を考えます。
反対に、床に座って過ごすことが多いのであれば、もっと低い目線から景色を考える。
プライバシーを優先したい場所なら、高窓にして、外から室内で過ごしている姿が見えないようにすることもあります。
立って図面を見ているときには気づきにくいのですが、実際の生活では、人はいつも立っているわけではありません。
座ったり、料理をしたり、床でくつろいだりしています。
だから、
「この場所で、どんな姿勢で過ごすのか」
まで想像しながら窓の高さを決めています。

平面図だけで間取りを考えない
家づくりの打ち合わせでは、お客様から間取りの変更案をいただくこともあります。
「寝室をこちらに移したい」
「リビングとこの部屋を入れ替えたい」
もちろん、そういったご希望は大切にします。
ただ、図面だけを見ていると、どうしても部屋と部屋の関係や動線だけで考えやすくなります。
寝室をここへ移して、リビングをこちらへ持ってきて……。
図面上では、きれいに納まるかもしれません。
でも実際の家は、白い紙の上に建つわけではありません。
その外には、道路があります。
隣の家があります。
太陽があります。
庭があります。
そして、その土地にしかない景色があります。
だから私たちは、間取りを変更するときも、
「こちらへリビングを移すと、窓の先には何が見えるだろう」
「隣家からの視線はどうだろう」
「せっかくあるこの緑が見えなくならないだろうか」
というところまで考えます。
間取りは、家の中だけで完結するものではない
「間取りはパズルではない」
最初はそんな言い方が近いかなと思ったのですが、少し違う気がします。
私が伝えたいのは、
間取りは、その間取りだけを見て判断するものではない
ということです。
動線だけを考えれば、使いやすい間取りはつくれるかもしれません。
でも、その家がその土地に建ったとき、本当に気持ちのいい家になるかどうかは、それだけでは決まりません。
土地の形。
道路との関係。
駐車場。
隣家からの視線。
太陽の入り方。
庭や植栽。
そして、その土地から見える景色。
そういったものを全部見ながら、建物の配置や間取り、窓の位置を考えていく。
家の中と外を切り離さず、敷地全体を見ながら平面計画をしていく。
それが、KAHOUの設計で大切にしていることです。
せっかく家を建てるのであれば、その土地だからこそできる家をつくりたい。
どこに建てても同じ間取りではなく、
「この土地だったから、この家になった」
と思える住まい。
そんな家づくりを、KAHOUでは大切にしています。
【参考:KAHOUの家】外観デザインの特徴>>>https://tenpou.net/all/blog0016/
【参考:KAHOUの家】KAHOUとは>>>https://tenpou.net/about/
【参考:KAHOUの家】設計のこだわり>>>https://tenpou.net/quality/architect/
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