浜松 磐田 袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに家造り|宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の住まい|宮大工天峰建設 注文住宅ブランドKAHOUの澤元です。
暑い夏が続いていますね。
今回は、住まいの「換気」と「湿度」について少しお話ししたいと思います。
実は換気というのは、家づくりの中でもなかなか難しい分野です。
工務店としても、
「どの換気方法が一番いいのか?」
「どうすれば夏も冬も快適になるのか?」
ということは、各社いろいろ試しながら取り組んでいる部分ではないかなと思います。
このように当社も含め、試行錯誤し「これが正解」というものが無いため、換気は難しいということになります。
換気について
住宅の換気方法として多く採用されているのが、第一種換気と第三種換気です。
簡単にいうと、第一種換気は「給気と排気の両方を機械で行う方法」。
第三種換気は「排気を機械で行い、給気口から自然に外気を取り入れる方法」です。
どちらが絶対に良いというものでもなく、その家の間取りや暮らし方、立地条件などによって考えていく必要があります。
採用を判断する時に私が気をつけていること
そして私が大切だと思っているのが、カタログの数字だけで判断しないことです。
今はいろいろなメーカーから、換気や空調に関する商品が出ています。
まず第一にその性能を理解して採用することが大切です。
ただ、実際に家が完成したら、
「本当に想定した温度になっているのか?」
「湿度はどうなっているのか?」
を測って確かめることも、とても大切です。
なぜなら、「その家の間取りや暮らし方、立地条件」との兼ね合いがあるからです。
夏の部屋干しは意外と難しいという話
例えば、夏場の部屋干し。
冬より夏の方が乾きやすそうなイメージがありますが、梅雨から夏にかけては外の空気そのものに多くの水分が含まれています。
そこに濡れた洗濯物を干すわけですから、室内の湿度管理は意外と難しいんです。
夏場の室内環境としては、室温26〜28℃程度、相対湿度50〜60%前後を一つの目安として考えると分かりやすいと思います。

さらに私たちは「絶対湿度」も見るようにしています。
相対湿度は温度によって数字が変わるので、「湿度60%だから大丈夫」とは一概に言えません。
絶対湿度で見ると、夏場は12〜15g/㎥程度を一つの目安にすると、室内にどれくらい水分があるのかが分かりやすくなります。
つまり、温度だけ、湿度だけを見るのではなく、両方を見ながら調整することが大切ということですね。
1年点検で気づいたこと
先日、1年点検でお施主様のお宅へお邪魔した際、自然給気口に結露したような跡を見つけました。
詳しく見ると、ちょうど給気口の近くにエアコンがありました。フィルターを外してみると、そこから夏の暖かく湿った外気が入ってきました。
そこへエアコンの冷たい空気が当たり、給気口まわりが冷やされたことで、湿った外気が冷やされて露点温度に達し、結露したのではないかと考えました。
もちろん、これだけが原因とは言い切れません。
そこで今回は、エアコンの冷風が給気口へ直接当たりすぎないよう、なるべく風を水平方向へ送り、部屋全体の温度を調整するような使い方をご案内しました。
こういうことがあると、改めて「給気口の位置って難しいな」と感じます。
夏と冬では外の温度も湿度もまったく違います。
さらに間取りやエアコンの位置、そこで暮らす人数、洗濯物をどこに干すのかによっても室内環境は変わってきます。
住宅の断熱・気密性能が良くなれば、それで全部解決するというわけでもありません。
性能が上がったからこそ、換気や空調をどう組み合わせるかが、より大切になってきたように感じています。
私たちも「これが絶対の正解」と決めつけるのではなく、実際に建てた家の温度や湿度を測り、お施主様の暮らし方も見ながら、一軒一軒より良い方法を探していきたいと思っています。
家づくりは、建てて終わりではありませんね(^^)
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