浜松 磐田 袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに家造り|宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の住まい|宮大工天峰建設 注文住宅ブランドKAHOUの澤元です。
工事も順調に進み外壁工事を終えました。今回の外壁材は、東西面をガルバリウム鋼板、南北面は杉板を採用しました。
ガルバリウム鋼板は比較的メンテナンス性が良くデザインもシンプルなため採用しています。外壁色は銀黒色で濃い目の色で張っています。全面を同質材で同色を張ってしまうと佇まいが暗く見えてしまうため、南北面を杉板にすることによって単調さをなくし、木のぬくもりと木目の柔らかさが出ることで、お互いを引き立てる外観に仕上がりました。


ガルバリウム鋼板と杉板外壁材の特徴をご紹介します。
ガルバリウム鋼板の特徴
ガルバリウム鋼板は、アルミニウム・亜鉛・シリコン合金メッキ鋼板のことで、スチールの表面にアルミニウム、亜鉛、シリコンをメッキしたものです。
この合金層がサビに強く、耐久性を高める役割を果たします。
高い耐久性・耐食性
- アルミニウムの効果で錆びにくく、耐用年数は25〜40年程度と長寿命。
- 亜鉛が傷を修復する「犠牲防食作用」により、多少の傷でも錆が広がりにくい。
ガルバリウム鋼板のメンテナンス性
1. 定期的な清掃(1〜2年に1回)
- 汚れやホコリが付着しやすいため、水洗いや中性洗剤で軽く拭き取る。
- 特に海沿いや工業地帯では、塩害や排気ガスの影響を受けやすいため注意。
2. 10〜15年ごとの塗装
- ガルバリウム自体は錆びにくいが、経年でメッキが劣化するため塗装が必要。
- フッ素塗装やシリコン塗装を施すと、さらに長持ちする。
3. 接合部・ネジの点検
- 屋根や外壁として使用する場合、接合部やネジが劣化することがある。
- 緩みやサビがないか定期的にチェックし、必要なら交換。
4. 破損部分の早期補修
- 物理的な衝撃で凹みや傷ができることがあるため、発見したら早めに補修。
杉板外壁材の特徴
杉板(スギの無垢材)を外壁に使用することで、自然素材ならではの温かみや風合いを活かせるのが特徴です。
杉板外壁材のメリット
自然素材ならではの美しさ
- 木のぬくもりが感じられ和風・モダンどちらにも合う。
- 経年変化で味わい深くなる(無塗装の場合はシルバーグレーに
軽量で建物への負担が少ない
- 杉材は軽量で外壁材として使用しても建物への負荷が小さい
環境に優しいエコな素材
- 国産の杉材を使えば、輸送コストが抑えれ環境負荷も少ない。
- 伐採、再生が繰り返し可能でサステナブルな建築に最適。
杉板外壁材のメンテナンス性
反りや割れの点検
天然木のため、乾燥収縮による反りや割れが起こることがある。
目立つ割れができた場合は、部分補修が必要。
大工さんによる内部の造作工事も間もなく完了するため、仕上げ工事に取り掛かっていきます。5月末頃の完成で、完成見学会を開催する予定です。詳細がきまったらホームページに掲載していきたいと思います。