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自然素材の家 メリット・デメリット

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2023.10.23

浜松・磐田・袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに、宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の注文住宅を建てているKAHOU(天峰建設)の澤元です。

まず自然素材とはどんなことを指すのか明確な定義はありません。木材や漆喰などの自然界にある素材で造られた家のことを「自然素材の家」と呼ぶことが多いです。

新建材といわれる合板フローリングやビニールクロスを多く使われている住まいでは化学物質が含まれていることがあり健康被害が危惧されてきました。

一方、自然素材の家は有害物質を含んでおらず安心して健康的に暮らせる素材です。だからといって、すべて安心ということはありません。特徴を理解したうえで家づくりをすることが大事です。

自然素材が持つ温もりや味わいを感じながら暮らしたい方に、今回は「自然素材の家 メリット・デメリット」について私なりにお話ししていきたいと思います。

まずはメリットから紹介していきます。

メリット1:体に優しく健康的

自然素材には有害物質(ホルムアルデヒト等)が含まれていないため、新建材ばかりで建てられた家に比べると体への負担は軽減されます。アトピーやアレルギーを持っている方、または化学物質過敏症の方には自然素材で建てることをオススメします。これから子育てをしていこうと思っている方にも安心して子育てができる住まいです。

※新建材とは、主に石油を原料とした化学建材のことを指します。現在国内の新築住宅のほとんどが新建材でつくられており、代表的なものには合板フロアーや建具などの樹脂シート貼り建材、ビニールクロスなどがあります。

メリット2:調湿効果で快適な室内空間

自然素材を使った家は、調湿性に優れています。調湿性とは、室内の湿度を調整し、快適な環境を保つための性質を指します。自然素材の家は、床や天井に木材、壁の仕上げ材に漆喰などの素材を使って建てられており、これらの素材は湿気を吸収・放出することができます。

例えば、木材は湿気を吸収すると膨張し、乾燥すると収縮します。この性質により、木造住宅は湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥する時には湿気を放出することができます。これにより、室内の湿度を一定に保ち、カビやダニなどの発生を抑え、快適な住環境を実現することができます。

漆喰壁も同様で湿気を吸収・放出する機能があるのと、嫌な匂いを消してくれる消臭効果があります

メリット3:自然素材の味わいがある

木材や漆喰壁などの自然素材はしっかりとしたメンテナンスを行えば、非常に耐久性が高く長期間にわたって使用することができます。そのため自然素材は、その美しさや質感が独特であり、他の建材にはない魅力を持っています。また、時間が経つにつれて、木材は風合いが増し、味わい深くなっていくことも魅力の一つです。

新建材は長年使用すると表面のシートが剥がれたりするため、味わいというよりは劣化しているという印象をもつでしょう。

デメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

デメリット1:専門的知識と施工技術が必要

設計や施工に高度な技術が必要となります。普段から自然素材を扱っていない工務店にお願いすると知識や技術がないため本来、自然素材の持っている良さを発揮することができません。のちに壁が剥がれたりなどの施工不良でトラブルの原因になります。誰でも扱える素材ではないので注意が必要です。

デメリット2:初期費用が高い

自然素材は、他の建材に比べて材料費や施工費が高めです。また、専門家に依頼する必要があるため、設計や施工費用も高くなる傾向があります。

デメリット3:ひび割れ、収縮、反りや捻じれ

自然素材は無機質な物とは違って、環境によって収縮などの変化を起こします。そのため壁にひび割れを起こしたり、無垢の床板であれば隙間ができたり反ったりといった変化を起こします。もともとが自然界にあったものなので環境によって変化が起きるのは仕方がないことなので、自然素材で家を建てるときは十分その辺を理解したうえで建てることをオススメします。

主なデメリットを3つ紹介しましたが、弊社では自然素材のみで家づくりをしていることや社寺建築で木材や漆喰を多用することが日常であるため、自然素材を扱う職人の技術力や施工のノウハウは熟知しています。また、施工手間の効率化や木材などの資材の仕入れが安く抑えることができています。

自然素材の木の家は一般的には高いイメージがありますがその辺りを抑えて提案できるのが弊社の最大の強みです。

まとめ

建築資材ですべてを満たしてくれる完璧なものはありません。大事なことは何を重視して家づくりをすることだと思います。デザインが豊富な新建材なのか、それとも健康的で経年変化が楽しめる自然素材なのか、どちらにしてもメリット・デメリットがあります。そのあたりをしっかりと理解したうえで選択することが大切です。

長く住む家なので素材選びは慎重にすることをオススメします。建てたあとに後悔しないよう疑問があれば遠慮することなくプロに相談しましょう。

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