浜松 磐田 袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに家造り|宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の住まい|宮大工天峰建設 注文住宅ブランドKAHOUの澤元です。
毎月1回、M‘s構造設計さんが開催している構造塾を受講しています。そのなかで「木構造マイスター準一級」という資格試験を受けました。
構造塾では基本的な構造の仕組みや耐震等級3のチェックポイントなどを、佐藤塾長から教わりながら受講生である各工務店のプラン中の物件などを相談したりしています。約15名ほどのグループなので質問もしやすく勉強になることが多いです。
構造塾に参加してからの取り組み
構造塾に参加してから社内で「構造計画ルール」を作成しました。
構造が強い家はコストアップすると思われがちですが、実際は逆でコストダウンに繋がります。
なぜかというと、「構造計画」のないまま設計をすると1,2階の柱の位置や耐力壁の位置がズレてしまい無駄に大きな梁が何本も必要となります。
たとえば1階のスパンが飛んでいる箇所に2階の耐力壁を持ってくると、地震の際に梁に大きな負担が掛かるので大きな梁が必要となります。その結果、梁が大きくなればなるほど木材のコストが上がってしまうのでコストアップに繋がってしまいます。
そういった箇所がでないように「構造計画ルール」を作成して1、2階の直下率や吹き抜け空間の大きさや構造区画のあり方などをルール化することで、無駄に大きな梁が入らないようにすることで木材のコストダウンに繋がります。
木材だけではなく構造区画をしっかりと設計することでスケルトンインフィルが採用できるため、基礎区画がスッキリとして無駄な立上り基礎がなくなりコンクリートのコストダウンにも繋がります。
久しぶりの試験でドキドキしながら挑戦!
試験方法は4択問題と〇✕方式の問題を組み合わせた合計20問の試験です。試験時間は45分間であっという間に時間が過ぎてしまいました。
思いのほか難しかった…
結果は一週間後に発表されるので楽しみに待ちたいと思います!
試験終了後に佐藤塾長から「どんな資格も、資格を取ることがゴールではなく、そこからが勉強の始まり」ということをお話しされました。
その言葉を胸に、より一層精進して勉強に励みたいと思います。