浜松　磐田　袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに家造り｜宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の住まい｜宮大工天峰建設　注文住宅ブランドKAHOUの澤元です。

新建ハウジング主催のリブアース大橋社長によるシンエコハウス塾に参加してきました。9月開始の全6回の講座になります。今回の会場は岐阜県大垣市で、全国の工務店から約30名ほどが受講しに来ていました。皆さん大橋社長の考え方や価値観、設計手法など興味津々な様子です。

はじめて大垣市にきました。

1日目は座学でエコハウスについてや今後の工務店の在り方など、大橋さんなりの考えを伝えてくれました。そのなかでエコハウスの基本となる「エコハウスの3つの指針」と「エコハウスの5つの視点」を伝えてくれました。

【エコハウスの3つの指針】

①環境負荷の最小限化
②健康と快適性の確保
③持続可能性

【エコハウスの5つの視点】

①環境への配慮
②エネルギー効率の向上
③再生可能エネルギーの活用
④健康と快適性の向上
⑤脱炭素社会に適したライフスタイルとマインドの転換

脱炭素社会に向けて世界で取り組んでいます、その中で私たち建築業界も「建築を通じて社会にどう貢献できるのか？」を改めて考えさせられたのと、同時にその取り組みに大きな担いがあることを強く感じました。地球温暖化の原因といわれている二酸化炭素の排出量の少ない住まいを、建てていくことの必要性はもちろん、それを実践していくために必要なエコハウスとは「設計→建築→ライフスタイル→解体時」を通じて総合的な持続可能性を追求する取り組みの結果生まれる「住宅形態」であり、それが私たち工務店にできる脱炭素社会の実現に向けての取り組みだと学びました。そして、2050年の脱炭素社会に向けて住宅提供者がすべきことは「エコハウスをすべての人に届ける」ことだと思います。

【今後の工務店の在り方」

講義の中で工務店がどのような考え方や取り組みを、していかなければならないのかについてもお話がありました。そのなかで感じたこととして、それぞれの会社としての「物語(ストーリー)」と「理念」についてのお話が心に残りました。その話を通じて、自分なりに考えてみると社会に必要とされる工務店であり続けるためには、住宅性能での差別化が図りにくくなったことで工務店には新たな強みや魅力や価値を提供していかなければ淘汰されていく。ただ住宅を建てるだけでなく、「なぜ住宅を造っているのか」をしっかりと考え定めていく必要があると感じました。大橋さんが言う物語(ストーリー)言い換えれば「理念」をもって会社経営をしていかなければ、お客様からの共感を得られないだけでなく、軸がしっかりとした一貫した家づくりをすることはできないと感じました。すべては会社がもつ物語が根底となって会社の方針や指針となり、お客様が求めるものを物語に沿って形にしていくことで、世の中に私たちの家づくりが認知されていくのではないかと感じました。

約4時間の講義を受けて1日目は終了しました。ブログでは書ききれないほどの内容で、とても充実した講義でした。

【研修二日目】

2日目はリブアースさんの社屋兼モデルルームの視察と実物件3棟を視察させていただきました。

リブアースさんの社屋兼モデルルームを見学させていただき感じたことは、どこの窓をみても外の景色が「奇麗！」ということです。住宅街の中にありながら、ここまで窓の景色が奇麗なのは驚きでした。設計をする際に、土地が持つ魅力を最大限活かせる、建物配置と窓の配置をとことん考えていることがわかる造りでした。大橋さんの設計に対する考えの中で「つまりは建物の配置」という言葉が自分の心の中に残ったのと同時に設計をするうえで優先順位の高いことだと感じました。今後の設計をするうえで参考になる機会をいただきました。それとモデルルームを造りたいと強く思いました！

あと残り5回の講義があるので、どんな学びが待っているのか楽しみです。随時ブログにアップできればと思っていますので、よかったら見に来てください　!(^^)!