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宮大工 の仕事 本堂の「墨付け・刻み」について

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2026.07.12

浜松 磐田 袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに家造り|宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の住まい|宮大工天峰建設 注文住宅ブランドKAHOUの澤元です。

今回のブログでは、宮大工の仕事の一つである「墨付け・刻み」についてご紹介します。

現在、寺院に建立する本堂新築工事を進めており、その作業工程の中で、構造材となる大梁の「墨付け」と「刻み」を行っています。

大梁とは、屋根の重さを支える大切な部材です。

建物の構造材の中でも特に大きく、太い木材で、建物全体の強度にも関わる重要な部分になります。

まず行うのが「墨付け」です。

墨付けとは、木材に加工するための印を付けていく作業です。

木材の長さだけでなく、「継手」や「仕口」と呼ばれる、木材同士を組み合わせる部分の形や位置を正確に記していきます。

この墨付けは、ただ線を引くだけの作業ではありません。

図面を理解し、建物全体の納まりを考え、他の部材との関係を把握していなければできない、とても重要な作業です。

そのため、墨付けは棟梁が責任を持って行います。

ここで少しでも間違いがあると、その後の加工や建方にも大きく影響してしまうため、高い経験と判断力が求められます。

墨付けが終わった木材は、職人たちが「刻み」を行っていきます。

刻みとは、墨付けされた印に合わせて、木材を切ったり、削ったり、穴を掘ったりして加工していく作業です。

鑿(のみ)や鋸(のこぎり)などの道具を使い、木材同士がしっかり組み合わさるように、一つひとつ丁寧に仕上げていきます。

木材は一本一本、木目や癖が違います。そのため、同じように見える作業でも、職人は木の状態を見ながら、加工の仕方を調整しています。

墨付けと刻みを正確に行うことで、歪みが少なく、強度のある建物を造ることができます。

特に寺院建築では、長い年月に耐える建物を造るため、見えない部分にも高い技術が必要になります。

宮大工の技術は、短期間で身につくものではありません。

道具の使い方、木の見方、納まりの考え方など、長い年月をかけて経験を積み重ね、少しずつ習得していくものです。

だからこそ、宮大工の仕事は誰にでもできるものではありません。

長年かけて磨いてきた技術を持つ職人は、とても貴重な存在であり、天峰建設にとっても大切な財産です。

宮大工が手がける建物には、ただ形を造るだけではない、職人の経験と技術、そして一つひとつの仕事に対する想いが込められています。

長く安心して使い続けられる建物を造るためには、それだけの手間と技術が必要です。

私たちは、これからも宮大工として受け継いできた技術を大切にしながら、丁寧な仕事を積み重ねていきたいと思います。

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