浜松・磐田・袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに、宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の注文住宅を建てているKAHOU(天峰建設)の澤元です。
KAHOUでは壁の仕上げ材として漆喰をオススメしています。
左官屋さんが鏝(こて)を使って手作業で塗っていくことから、仕上がりに味わいがあり,綺麗な白い壁の仕上がりの中にも温かみを感じます。
そして、自然素材からできていることもあって、体に優しく健康的な住まいになります。
今日は、そんな漆喰壁の良いところと魅力についてお話していきたいと思います。
漆喰は、主に石灰資材、すなわち石灰石を焼成して生成される消石灰(生石灰)と、この消石灰を水で消して生成される消石灰水を混ぜ合わせたものです。
石灰資材は、水と反応することで炭酸カルシウムという固体物質に変化します。漆喰は、この炭酸カルシウムが水と反応して再度石灰状態に戻る過程を利用した自然素材の一種です。
この石灰資材を主成分としているため、漆喰には石灰資材の特性が反映されます。
ここからは漆喰の特徴について説明していきたいと思います。
1.高い通気性・調湿性
漆喰は、微小な気孔がたくさん存在しているため、高い通気性を持ちます。また、吸湿・放湿性にも優れており、室内の湿度を一定に保つことができる調湿性があります。
2.耐久性
石灰資材は、長い時間をかけて炭酸カルシウムに戻るため、長期間にわたって変化することがなく、耐久性が高いとされています。
3.防カビ効果
漆喰には、微生物が繁殖しにくい環境を作る効果があります。そのため、カビや菌の発生を防ぐことができます。
以上のように、漆喰は、石灰資材を主成分とする自然素材であり、通気性・調湿性に優れ、耐久性や防カビ効果にも優れています。
漆喰は、古くから使われている壁材の一つで、寺院や日本の伝統的な住宅にもよく使われています。
漆喰は、長い歴史の中で、その耐久性と防湿性に優れていることが証明されています。適切な施工方法によっては、耐久年数も50年以上と長くなることがあります。
また、漆喰はメンテナンス性にも優れています。
汚れがついた場合でも、水拭きやブラシで簡単に落とすことができます。ただし、傷がついた場合は、補修が必要となります。
費用面については、一般的には、クロスなどの壁材に比べて高い費用がかかる傾向があります。ただし、耐久性やメンテナンス性を考慮すると、長期的に見ればコストパフォーマンスが高いと言えます。
漆喰は、健康にも良いとされています。無害で自然素材であり、アレルギーや化学物質に対する過敏症の人にも安心して使うことができ、室内の空気を浄化する働きがあることから健康にも良い影響を与えると言われています。
漆喰は、自然素材でありながら耐久性やメンテナンス性に優れた壁材として、多くの人に選ばれています。
漆喰を使って健康で快適な住環境を作ることができます。
注意してほしいことは、漆喰壁は誰でも扱えるわけではありません。
特徴を理解して施工することがとても重要になります。もちろん左官屋さんの技術も必要ですが、壁の下地をつくる大工さんの漆喰に対する理解力と施工力が大切です。
漆喰に適した下地ができなければ、漆喰が剥がれたりするので注意が必要です。
天峰建設では寺院建築で、普段から漆喰壁を扱っているのでノウハウを熟知していますので、安心しておまかせください。
木の香りと漆喰壁はとても相性がよく、お互いが持っている良いところを引き立てているように感じます。
家を建てる際は空気を綺麗にしてくれて、木の香りを引き立ててくれる漆喰をオススメします!