浜松 磐田 袋井を中心とした県西部で「木の香りと暮らす」をコンセプトに家造り|宮大工の伝統技術を活かした耐震等級3×高気密高断熱の住まい|宮大工天峰建設 注文住宅ブランドKAHOUの澤元です。
建方工事も無事終わり、野地仕舞い工事をおこなっていきます。
野地仕舞いとは、大工さんが屋根工事のための下地工事になります。今回は瓦葺きになるため瓦屋さんが瓦を葺けるための専用の下地をつくっていきます。
まず、垂木を取付けていきます。軒先は垂木が表しになるので、その上に杉材の化粧軒天を張っていきます。


軒先から後ろは、野地構面でも水平耐力を取るために構造用合板を張っていきます。
野地面で気密を取るために、気密テープを貼っていきます。気密処理を終えたら透湿防水シートを敷いていきます。



なぜ、透湿防水シートを敷いていくかというと、屋根断熱になるため屋根で通気層をつくり棟換気で空気を抜く工法のため防湿層としての役割があるため、屋根面にも透湿防水シートを敷いています。
20ミリの通気胴縁を取付けて、通気層を確保していきます。

その上に、瓦の下地になる杉の野地板を張っていきます。
最後にゴムアスルーフィングを敷いて一次防水をして大工さんの屋根下地工事が完了して、瓦屋さんにバトンタッチになります。


この時点で雨漏りはしません。防水を兼ねての屋根下地工事になるので、雨漏りをしない建物をつくるには大工さんと屋根屋さんの共同作業になります。
このあとは瓦屋さんの工事に入っていきますので、棟換気の納まりも紹介できたらと思います。
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