KAHOUの家は、室内からでもできるだけ自然を感じられる空間づくりを心掛けています。
それは、心身ともに健康で快適に豊かな暮らしをしてほしいという想いからです。
外の緑を窓から取り入れ室内からでも感じられる間取りであったり、内装の仕上げ材を自然素材の塗り壁や壁紙を使用したりして家づくりをしています。
今回は、空間づくりにおいて重要な役割を果たす壁の仕上がりについて見ていきます。
壁の仕上がりには大壁と真壁という構法があります。
二つの違いは、柱が見えるか見えないかです。
現代の家の多くは大壁構法で建てられています。

真壁構法の家は、ほとんど見なくなりました。理由としては大壁構法の方が、コストが安く済むということがあると思います。
柱を隠す大壁構法は化粧柱を使わないので柱のコストを下げられます。それと壁の内側の工事が簡素化されるため、大工さんの工事手間が掛からない点も理由になると考えられます。
一方の真壁構法は柱を表しにすることで、化粧柱を使用するため材木費のコストが掛かります。大工工事では、柱をきれいに保つための作業工程が増えるのでコストアップに繋がります。
そういったこともあり、現代では大壁構法が採用されることが多いです。
KAHOUの家では部屋の特性(使い方)によって、大壁と真壁仕上げの部屋を織り交ぜてご提案しています。
例えば、水廻りは設備機器の設置に関わる点から、取付の位置や壁の内部配管などの納まりの良さがお客様の使いやすさにも繋がるため、大壁構法にすることが多いです。
また、人が集うリビングについては真壁構法をできるだけ採用するようにしています。理由としては木の質感や香りや経年変化による味わいといった、木造建築ならではの良いところを暮らしの中で最大限感じていただきたいからです。


そこに自然素材の壁仕上げ材として漆喰や壁紙を合わせることで、より自然を感じる室内空間で生活しながら、家族で木造建築の良さを体感してもらえると思っています。

構造としてはどちらも強度は変わりませんので、安心して頂けたらと思います。
お家を計画する際は、壁の構法や仕上げ材の特徴を参考に検討していただくと、より良い住まいが完成すると思います。
人それぞれ好みもあると思いますので、「どんな空間や環境で暮らしたいか」をぜひ私たちに伝えてください。
ご要望にふさわしい提案ができることを楽しみにしています。
(参考)KAHOUの家】設計のこだわり>>>https://tenpou.net/quality/architect/
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